経費精算システムを導入すると、領収書の入力や交通費申請、上司の承認、経理担当者の確認、会計ソフトへの仕訳入力などを効率化できます。
ただし、経費精算システムはどれを選んでも同じではありません。
サービスによって、
- 領収書OCR
- 交通費精算
- スマートフォン申請
- 承認ワークフロー
- 法人カード連携
- 会計ソフト連携
- 電子帳簿保存法への対応
- 料金体系
などに違いがあります。
特に注意したいのが、料金だけで選ばないことです。
月額料金が安くても、自社で必要な機能がオプションになっていたり、従業員数によって料金が大きく変わったりする場合があります。
反対に、多機能なシステムでも、自社では使わない機能が多ければ導入効果を得にくくなります。
そのため、経費精算システムを比較するときは、
「どのサービスが一番有名か」ではなく、「自社の経費精算業務に合っているか」
を見ることが重要です。
この記事では、代表的な経費精算システムについて、
- 料金体系
- OCR
- 交通費精算
- 承認機能
- 会計ソフト連携
- スマートフォン対応
- 向いている企業
を比較しながら、自社に合うサービスの選び方を解説します。
経費精算システムそのものの仕組みやメリットから確認したい場合は、こちらの記事で詳しく解説しています。
経費精算システムを比較するときの7つのポイント
基本料金・ユーザー課金・従量課金・オプションまで確認。
日付・金額・店名などの入力をどこまで自動化できるか。
経路検索・定期区間・交通系ICカードなどを確認。
多段階承認・条件分岐・代理承認などに対応できるか。
API・CSV・仕訳データ出力などの連携方法を確認。
領収書撮影から申請・承認までスマホで行えるか。
現在の申請・承認・経理処理に無理なく組み込めるか。
経費精算システムを比較するときは、単純な料金表だけでは判断できません。
最低限、次の7項目を確認します。
1.料金体系
最初に確認したいのが料金体系です。
経費精算システムでは、
- 初期費用
- 月額基本料金
- ユーザー数による課金
- 利用件数による従量課金
- オプション料金
などが組み合わされる場合があります。
例えば従業員数が多い企業では、1ユーザーごとの料金が総額に大きく影響することがあります。
一方、処理件数を基準にした料金体系であれば、従業員数だけでは費用を判断できません。
そのため比較するときは、表示されている月額料金だけでなく、自社で実際に使った場合の総額を見る必要があります。
2.領収書OCR
領収書OCRは、スマートフォンで撮影した領収書などから、
- 日付
- 金額
- 店名
などを読み取り、入力作業を減らす機能です。
経費申請の件数が多い企業では重要な比較ポイントになります。
ただし、OCRは100%正確とは限りません。
読み取り結果の確認方法や、入力ミスを防ぐ仕組みまで確認しておく必要があります。
3.交通費精算
営業や出張が多い企業では、交通費精算機能も重要です。
確認したいのは、
- 経路検索
- 定期区間の控除
- 交通系ICカード連携
- 出張申請との連携
などです。
交通費の申請件数が多い会社では、経路を毎回手入力する仕組みより、検索やICカード連携を使える方が負担を減らしやすくなります。
4.承認ワークフロー
経費精算では、
申請者 → 上司 → 部門長 → 経理
のように複数段階で承認する会社があります。
その場合は、
- 多段階承認
- 金額による条件分岐
- 部門別ルート
- 代理承認
- 差し戻し
- スマートフォン承認
などを設定できるか確認します。
現在の社内ルールをそのまま再現する必要があるのか、システム導入を機に承認フローを簡素化するのかも考えておきます。
5.会計ソフトとの連携
経費精算システムで申請・承認が終わっても、その内容を経理担当者が会計ソフトへもう一度入力していては、二重入力が残ります。
そのため、
- API連携
- CSV出力
- 仕訳データ出力
などに対応しているか確認します。
特に現在利用している会計ソフトとの連携方法は、導入前に確認しておきたいポイントです。
6.スマートフォン対応
営業担当者や外出の多い従業員がいる会社では、スマートフォンから申請できるかも重要です。
例えば、
領収書を撮影
↓
その場で経費申請
↓
上司がスマホで承認
までできれば、領収書を会社へ持ち帰ってから入力する作業を減らせます。
アプリの有無だけでなく、申請・承認のどこまでスマートフォンで完結できるかを確認します。
7.自社の経費精算ルールに合うか
最後に最も重要なのが、自社の運用に合うかです。
例えば、
- 部門ごとに承認者が違う
- 金額によって承認ルートが変わる
- プロジェクト別に費用を管理する
- 法人カードを利用している
- 出張申請と経費申請を連携したい
など、企業ごとに経費精算のルールは異なります。
機能数が多いシステムが必ずしも最適とは限りません。
現在の経費精算業務を整理してから、必要な機能を持つサービスを比較する
という順番で選ぶ方が失敗しにくくなります。
経費精算システムおすすめ5社比較
※料金・機能・提供条件は変更される場合があります。導入前に各サービスの公式サイトで最新情報を確認してください。
楽楽精算|幅広い経費精算業務をまとめて効率化
楽楽精算は、株式会社ラクスが提供するクラウド型の経費精算システムです。
経費精算だけでなく、
- 交通費精算
- 領収書読み取り
- 承認ワークフロー
- 自動仕訳
- 会計ソフト連携
- クレジットカード連携
- 電子帳簿保存法対応
など、経費精算に関わる幅広い業務をまとめて管理できます。
特に特徴的なのが、現在の申請・承認フローに合わせて設定しやすい点です。
企業によって、
- 部門ごとに承認者が違う
- 金額によって承認ルートを変える
- 独自の申請項目がある
といった違いがあります。
楽楽精算では、申請フォーマットや承認フローを柔軟に設定できるため、現在の社内運用を大きく変えずにシステム化したい企業にも向いています。
領収書はAI-OCRで読み取り
専用アプリから領収書を撮影すると、
- 金額
- 取引先
- 日付
などをAI-OCRで読み取り、自動でデータ化できます。
スマートフォンからそのまま申請できるため、申請者が領収書を見ながら一件ずつ手入力する作業を減らせます。
また、申請ルール違反や二重申請をチェックする機能もあり、承認者や経理担当者の確認作業を減らす仕組みがあります。
交通系ICカードから交通費を取り込める
交通費精算では、交通系ICカードの利用履歴を取り込むことができます。
利用日・経路・金額を自動で取り込み、定期区間を登録しておけば控除額も自動計算できます。
営業や出張などで交通費申請が多い企業では、経路や運賃を毎回手入力する負担を減らしやすくなります。
会計ソフトへの仕訳連携に対応
楽楽精算では、申請内容から勘定科目や税区分を振り分け、仕訳データを作成できます。
作成した仕訳データは、利用している会計ソフトに合わせてCSV形式で出力し、会計システムへ取り込むことができます。
つまり、
申請
↓
承認
↓
仕訳
↓
会計ソフト
までつなげられるため、経理担当者による再入力を減らせます。
楽楽精算の料金
楽楽精算の月額料金は、利用する従業員数によって変動します。
公式サイトでは詳細な料金表の資料請求が案内されているため、今回の記事では根拠のない具体額は掲載しません。
比較するときは、
- 利用人数
- 必要な機能
- オプション
- 現在の経費精算フロー
を整理したうえで見積もりを確認するのがよいでしょう。
楽楽精算が向いている企業
楽楽精算は特に、
- 経費精算から交通費までまとめて管理したい
- 領収書の入力作業を減らしたい
- 複雑な承認フローがある
- 会計ソフトへの二重入力を減らしたい
- 現在の社内ルールをなるべく維持したい
企業に向いています。
「とにかく最安のシステムを探したい」というより、経費精算業務全体をまとめてシステム化したい会社向けと考えると分かりやすいです。
TOKIUM経費精算|領収書の回収・保管まで減らしたい企業向け
TOKIUM経費精算は、株式会社TOKIUMが提供するクラウド型の経費精算システムです。
特徴は、単に申請・承認を電子化するだけでなく、紙の領収書原本の回収・突合・保管まで含めて経理作業を減らせる点です。
公式では、
- スマートフォンからの経費申請・承認
- 交通系ICカード・モバイルSuica連携
- 領収書画像の自動データ化
- 多段階の承認ワークフロー
- 会計ソフト連携
- 電子帳簿保存法対応
- 原本との突合点検・原本保管代行
などが案内されています。
領収書は撮影後、原本処理まで任せられる
TOKIUM経費精算では、スマートフォンで領収書を撮影して申請できます。
さらに、紙の領収書原本は専用ポストへ投函し、TOKIUM側で原本との突合や保管を代行する仕組みがあります。
そのため、
申請者が領収書を糊付けして提出する
↓
経理が原本と申請データを突合する
↓
ファイリングして保管する
といった紙中心の作業を減らしたい企業とは相性がいいです。
ここは、一般的な「スマホで申請できる経費精算システム」との違いを出しやすいポイントです。
領収書データ化に対応
領収書画像の自動データ化にも対応しています。
公式では、一定条件を満たす書類について対象項目あたり99%以上の精度と案内されていますが、これはあくまでTOKIUMが定める条件下での数値です。
したがって記事では、
「99%以上だから確認不要」
とは書かず、
「自動データ化によって入力・確認作業を減らせる」
程度にしておくのが安全です。
交通費精算にも対応
TOKIUM経費精算は、
- 各種交通系ICカード
- モバイルSuica
- 定期区間の自動控除
などに対応しています。
営業や出張が多く、交通費申請の件数が多い企業では使いやすい機能です。
主要交通系ICによる交通費申請は、料金ページでも何度でも無料と案内されています。
承認ワークフローと会計ソフト連携
多段階の承認ワークフローにも対応しており、事前に設定した条件に基づいて承認ルートを自動分岐できます。
また、承認済みの経費データは会計ソフトへ連携できます。
そのため、
申請
↓
承認
↓
仕訳
↓
会計ソフト
まで一連の流れを電子化しやすくなります。
TOKIUM経費精算の料金
2026年9月時点の公式料金ページでは、
基本利用料 月額1万円〜 + 領収書件数に応じた従量課金
という料金体系です。
利用人数が増えても追加料金はかからず、アカウント数は無制限と案内されています。
ここはユーザー数課金型のサービスとの違いになります。
なお、原本との突合点検・原本保管を利用する場合、専用の回収用ポストについて月額3,000円の費用が案内されています。
TOKIUM経費精算が向いている企業
特に向いているのは、
- 紙の領収書処理を減らしたい
- 領収書の回収・突合作業まで外に出したい
- 従業員数が多く、ユーザー課金を避けたい
- 交通費精算もまとめて効率化したい
- 会計ソフトへの入力作業を減らしたい
- 経費精算のペーパーレス化を進めたい
企業です。
バクラク経費精算|AI-OCRと申請・承認をまとめて効率化
バクラク経費精算は、株式会社LayerXが提供するクラウド型の経費精算システムです。
特徴は、AI-OCRによる領収書読み取りと、申請・承認フローの効率化を組み合わせやすい点です。
主な機能としては、
- 領収書のAI-OCR読み取り
- スマートフォン申請
- 承認ワークフロー
- 法人カード連携
- 会計ソフト連携
- 電子帳簿保存法対応
などがあります。
領収書の入力をAI-OCRで減らせる
領収書をアップロードすると、AI-OCRで内容を読み取り、申請時の手入力を減らせます。
特に、
- 日付
- 金額
- 支払先
などの基本項目を毎回入力している企業では効果を出しやすいです。
ただし、AI-OCRは100%正確ではないため、金額や日付など重要な項目は確認が必要です。
申請・承認フローを電子化しやすい
バクラク経費精算は、紙やExcelで行っていた申請・承認をクラウド上へ移しやすいサービスです。
例えば、
領収書撮影
↓
経費申請
↓
上司承認
↓
経理確認
までをオンラインで完結しやすくなります。
複数段階の承認が必要な企業でも、ワークフローを設定して運用できます。
法人カードとの連携にも向いている
法人カードを利用している企業では、カード利用明細と経費申請を組み合わせることで入力作業を減らせます。
特にバクラクシリーズでは、経費精算だけでなく法人カードや支出管理系の機能と組み合わせやすい点が特徴です。
そのため、
- 個人立替を減らしたい
- 法人カード利用を増やしたい
- 経費精算とカード明細をまとめたい
企業と相性があります。
会計ソフトへの連携にも対応
承認済みの経費データを、会計ソフトへ連携できる仕組みがあります。
経費精算システムを導入しても、承認後に会計ソフトへ手入力していては二重入力が残ります。
そのため、
申請 → 承認 → 会計処理
までつなげられるかは重要です。
バクラク経費精算も、この流れを効率化しやすいサービスです。
バクラク経費精算の料金
バクラク経費精算の料金は、契約内容や利用機能によって変わるため、詳細は見積もり確認が基本になります。
比較時は、
- 利用人数
- 経費申請件数
- 法人カード利用
- 必要なワークフロー
- 他のバクラク製品との併用
まで含めて確認するとよいでしょう。
バクラク経費精算が向いている企業
特に向いているのは、
- 領収書入力をAI-OCRで減らしたい
- 申請・承認をスマホ中心にしたい
- 法人カード利用と経費精算をまとめたい
- バクラクシリーズを使って支出管理を統一したい
- Excelや紙の申請を減らしたい
企業です。
freee経費精算|freee会計との連携を重視したい企業向け
freee経費精算は、freee株式会社が提供する経費精算システムです。
特徴は、経費申請・承認と会計処理をつなげやすい点です。
公式では、
- スマートフォンからの経費申請
- AI-OCRによる領収書読み取り
- 交通系ICカード連携
- 承認ワークフロー
- 法人カード連携
- インボイス制度・電子帳簿保存法対応
- 会計データ連携
などが案内されています。
スマートフォンで申請・承認できる
freee経費精算では、スマートフォンアプリから経費申請と承認を行えます。
営業先や出張先でも、
領収書を撮影
↓
経費申請
↓
上司が承認
という流れで処理しやすくなります。
Android版の公式ヘルプでも、モバイル上で申請から承認まで行えることが案内されています。
また、公式機能ページではLINEやスマホアプリから申請できる仕組みや、Slackを利用した承認支援も案内されています。
AI-OCRで領収書入力を減らせる
freee経費精算にはAI-OCR機能があり、領収書などを読み取って申請時の手入力を減らせます。
経費精算では、
- 日付
- 金額
- 支払先
などを毎回入力する作業が発生します。
OCRを利用できれば、この入力負担を減らしやすくなります。
また、証憑の重複を自動でチェックする機能も公式に案内されています。
ただし、AI-OCRは100%正確とは限らないため、金額など重要な項目の確認は必要です。
交通系ICカードとの連携にも対応
交通費精算では、交通系ICカードとの自動連携に対応しています。
そのため、
- 営業で電車移動が多い
- 出張が多い
- 交通費申請件数が多い
企業では、経路や金額を手入力する作業を減らしやすくなります。
freee会計と経費精算をつなげやすい
freeeを選ぶ大きな理由の一つが、会計処理との連携です。
freee会計では、承認された経費を会計へ連携して処理できる仕組みが提供されています。公式では、承認された経費を会計へ1クリックで連携できる機能も案内されています。
そのため、
経費申請
↓
承認
↓
会計処理
を別々のシステムで管理する負担を減らしやすくなります。
すでにfreee会計を利用している企業なら、特に検討しやすい選択肢です。
法人カードとの組み合わせも可能
freeeでは法人カードとの連携も用意されています。
法人カードを利用すれば、
従業員が立替
↓
会社が後から精算
という流れそのものを減らせる場合があります。
公式でも、法人カードを利用した立替削減やカード明細との連携が案内されています。
そのため、経費精算システムだけでなく、立替経費そのものを減らしたい企業にも向いています。
freee経費精算の料金
ここは、前に出した比較表を少し修正した方が安全です。
2026年9月時点の公式料金ページでは、freee経費精算は、
基本料金+ID料金(利用人数・ID数)
という料金体系で案内されています。
一方で、公式サイト上の料金表示やfreee会計側から利用する場合の従量料金など、契約形態によって料金体系が異なります。freee会計の一部プランでは、経費精算を利用した人数に応じた料金も案内されています。
そのため比較表では、以前書いた
「7,500円/月〜+利用人数等」
と固定するより、
「基本料金+ID料金。契約プラン・利用人数により変動」
へ変更することをおすすめします。
freee経費精算が向いている企業
特に向いているのは、
- すでにfreee会計を利用している
- 経費申請から会計処理までつなげたい
- スマートフォンで申請・承認したい
- 領収書入力をAI-OCRで減らしたい
- 交通費精算を効率化したい
- 法人カードを活用して立替経費を減らしたい
企業です。
マネーフォワード クラウド経費|会計・給与・請求などクラウド業務をまとめたい企業向け
マネーフォワード クラウド経費は、株式会社マネーフォワードが提供するクラウド型の経費精算システムです。
特徴は、経費精算単体だけでなく、マネーフォワード クラウド会計など同社サービスとつなげて使いやすい点です。
主な機能として、
- スマートフォンからの経費申請
- 領収書OCR
- 交通費精算
- 承認ワークフロー
- 法人カード連携
- 会計ソフト連携
- 電子帳簿保存法対応
などが提供されています。
領収書OCRで入力作業を減らせる
領収書をスマートフォンで撮影し、OCRで内容を読み取ることで、
- 日付
- 金額
- 支払先
などの入力負担を減らせます。
経費精算では、領収書を見ながら同じ情報を何度も入力する作業が発生しやすいため、OCRは入力時間を減らすうえで重要な機能です。
ただし、OCRは100%正確ではないため、金額など重要な項目は確認が必要です。
交通費精算にも対応
営業や出張が多い企業では、交通費精算機能も重要です。
マネーフォワード クラウド経費では、経路検索や交通費申請を効率化できる仕組みがあります。
交通費を毎回手入力している企業では、
経路検索 → 金額入力 → 申請
という作業を減らしやすくなります。
承認ワークフローを設定できる
企業によって、
- 上司承認
- 部門長承認
- 経理承認
など、経費精算のルートは異なります。
マネーフォワード クラウド経費では、申請・承認ワークフローを設定できるため、紙の申請書やメール承認からクラウドへ移行しやすくなります。
複数段階の承認や代理承認など、企業の運用に合わせた設定が可能です。
マネーフォワード クラウド会計との連携がしやすい
最大の特徴の一つが、マネーフォワード クラウド会計との連携です。
経費申請が承認された後、そのデータを会計処理へつなげることで、
経費精算システム
↓
会計ソフト
への再入力を減らせます。
すでにマネーフォワード クラウド会計を使っている企業では、経費精算も同じシリーズにまとめることで管理しやすくなります。
法人カードとの連携にも対応
法人カードを利用すると、
- 利用明細の取得
- 経費申請との照合
- 個人立替の削減
につなげられます。
経費精算システムと法人カードを組み合わせることで、単に申請を効率化するだけでなく、立替経費そのものを減らす運用も考えられます。
マネーフォワード クラウド経費の料金
料金は契約プランや利用人数によって変わります。
以前の比較表では、
「2,480円/月〜」
と書きましたが、これはマネーフォワード クラウド全体の料金プランと混同しやすいため、比較記事ではもっと安全に、
「契約プラン・利用人数により変動」
とした方がよいです。
経費精算単体の利用条件だけでなく、
- 会計
- 請求
- 給与
- 勤怠
など他のクラウドサービスをどこまで利用するかでも、実際の契約内容は変わります。
そのため、導入時は公式の最新料金を確認します。
マネーフォワード クラウド経費が向いている企業
特に向いているのは、
- すでにマネーフォワード クラウド会計を使っている
- 経費精算から会計処理までつなげたい
- スマートフォン申請を使いたい
- 領収書OCRを活用したい
- 法人カードと経費精算を連携したい
- 会計・請求・給与などをクラウドでまとめたい
企業です。
経費精算システムおすすめ5社比較
経費精算システムは、どのサービスが「一番良い」というより、自社が何を減らしたいかで選ぶのが基本です。
※料金・機能・提供条件は変更される場合があります。導入前に各サービスの公式サイトで最新情報を確認してください。
目的別に選ぶならどれ?
freeeやマネーフォワードなど、 既存の会計システムとつなげやすいサービスを比較。
複雑な承認ルートや大量申請、 多拠点利用への対応を確認。
申請だけでなく、原本回収・保管まで減らせるかを見る。
月額料金だけでなく、入力・確認・承認・保管にかかる工数も含めて判断する。
5社を一覧で見ると分かりにくいので、検索ユーザー向けにここで一度シンプルに整理します。
複雑な申請・承認フローを重視するなら
→ 楽楽精算
紙の領収書回収・保管まで減らしたいなら
→ TOKIUM経費精算
AI-OCR・法人カード・申請承認をまとめたいなら
→ バクラク経費精算
freee会計との連携を重視するなら
→ freee経費精算
マネーフォワードの会計・給与などとまとめたいなら
→ マネーフォワード クラウド経費
ただし、この分類だけで決めるのではなく、実際には
- 従業員数
- 申請件数
- 承認ルート
- 利用中の会計ソフト
- 法人カード
- 紙領収書の量
まで確認して選ぶ必要があります。
中小企業に向いている経費精算システムは?
中小企業では、機能の多さよりも
- 導入しやすさ
- 運用の分かりやすさ
- 必要十分な機能
- 料金の把握しやすさ
- 会計ソフトとの連携
を重視した方が失敗しにくいです。
特に従業員数がそれほど多くない企業では、複雑すぎる承認フローや高度な管理機能より、
「領収書を撮る → 申請 → 承認 → 会計へ連携」
までがスムーズにできることの方が重要です。
freee経費精算が向いているケース
すでにfreee会計を使っている企業なら、freee経費精算は有力候補です。
経費申請から会計処理までの流れを同じシリーズでまとめやすいため、
- システムを増やしたくない
- 会計連携を簡単にしたい
- スマホ申請を使いたい
企業と相性があります。
マネーフォワード クラウド経費が向いているケース
マネーフォワード クラウド会計や給与などをすでに使っている企業では、同じシリーズでまとめるメリットがあります。
経費精算単体ではなく、
バックオフィス全体をクラウド化したい
中小企業には検討しやすい選択肢です。
バクラク経費精算が向いているケース
経費申請だけでなく、
- 法人カード
- 支出管理
- AI-OCR
までまとめて効率化したい企業には、バクラク経費精算が候補になります。
特に、個人立替を減らしながら経費管理を見直したい企業と相性があります。
大企業に向いている経費精算システムは?
大企業では、中小企業とは比較ポイントが変わります。
特に重要になるのが、
- 複雑な承認ルート
- 部門別の権限管理
- 大人数での利用
- 大量の申請処理
- 内部統制
- 複数拠点対応
- 会計・ERP連携
です。
楽楽精算が向いているケース
部門や金額によって承認ルートが変わる企業では、柔軟なワークフロー設定が重要です。
そのため、
- 従業員数が多い
- 部門が多い
- 承認ルールが複雑
- 社内規程を細かく反映したい
企業では、楽楽精算が候補になります。
TOKIUM経費精算が向いているケース
従業員数が多く、紙の領収書回収や経理部門での突合作業に大きな負担がかかっている企業では、TOKIUM経費精算が向いています。
申請システムだけでなく、
領収書原本の回収・確認・保管まで含めて減らしたい
企業では特に違いが出ます。
また、アカウント数ではなく処理件数を軸にした料金体系は、大人数利用の企業で比較ポイントになります。
安さだけで経費精算システムを選んでもいい?
経費精算システムを比較するとき、月額料金はもちろん重要です。
ただし、料金だけで選ぶのはおすすめできません。
例えば、月額料金が安くても、
- OCRがオプション
- API連携が別料金
- 利用人数が増えると料金が上がる
- 必要な承認設定ができない
- 会計ソフトと直接連携できない
といった場合があります。
反対に、月額料金が高く見えても、
- 経理担当者の入力時間を減らせる
- 領収書処理を削減できる
- 会計ソフトへの再入力をなくせる
- 紙の保管作業を減らせる
のであれば、結果として業務コストを下げられる可能性があります。
そのため比較するときは、
システム料金
+
現在かかっている人件費・作業時間
まで含めて考えることが重要です。
経費精算システム導入前に確認したいチェックリスト
経費精算システムは、機能が多いサービスを選べばよいわけではありません。
導入前に、自社の経費精算業務を整理しておくことが重要です。
最低限、次の項目は確認しておきましょう。
現在の申請・承認フローを整理したか
利用人数と毎月の申請件数を把握したか
領収書OCRが必要か確認したか
交通費精算機能が必要か確認したか
利用中の会計ソフトと連携できるか確認したか
法人カードとの連携が必要か確認したか
紙の領収書を今後どう扱うか決めたか
初期費用・月額・従量課金・オプションを含めて総額を確認したか
無料トライアルやデモで操作性を確認したか
経費精算システム比較でよくある質問

経費精算システムは無料で使えますか?
無料トライアルを用意しているサービスや、他サービスの契約プラン内で一定範囲まで利用できるケースがあります。
ただし、本格的な法人利用では有料契約が基本になります。
料金だけでなく、
- 利用人数
- 申請件数
- OCR
- API連携
- オプション
まで含めて確認することが重要です。
中小企業でも経費精算システムは必要ですか?
企業規模だけで判断する必要はありません。
従業員数が少なくても、
- 経費申請が多い
- 領収書入力に時間がかかる
- 承認に時間がかかる
- 会計ソフトへ二重入力している
といった課題があれば、導入効果を得られる可能性があります。
反対に、申請件数が少なく手作業でも負担が小さい場合は、無理に導入する必要はありません。
一番安い経費精算システムを選べばいいですか?
安さだけで選ぶのはおすすめできません。
月額料金が安くても、自社で必要な機能がオプションになっていたり、会計ソフトと連携できなかったりすると、手作業が残る場合があります。
比較するときは、システム料金だけでなく、現在かかっている入力・確認・承認の工数も含めて判断します。
領収書OCRがあれば入力作業はなくなりますか?
完全になくなるとは限りません。
OCRは入力作業を減らすのに有効ですが、読み取りミスが起こる可能性があります。
そのため、金額・日付・支払先など重要な項目は確認が必要です。
freeeとマネーフォワードはどちらがいいですか?
どちらが優れているかではなく、現在使っている会計環境との相性で考えるのが分かりやすいです。
すでにfreee会計を使っているならfreee経費精算、マネーフォワード クラウド会計を使っているならマネーフォワード クラウド経費が候補になりやすいです。
ただし、必要な承認フローや料金体系、OCR、法人カード連携なども含めて比較する必要があります。
楽楽精算とTOKIUM経費精算の違いは?
大まかに整理すると、
楽楽精算
→ 柔軟な申請・承認フローを重視したい企業向け
TOKIUM経費精算
→ 紙の領収書回収・突合・保管まで減らしたい企業向け
という違いがあります。
ただし、実際には利用人数、申請件数、会計ソフト、紙領収書の量などによって最適なサービスは変わります。
まとめ|経費精算システムは「何を減らしたいか」で比較する
経費精算システムには、
- 楽楽精算
- TOKIUM経費精算
- バクラク経費精算
- freee経費精算
- マネーフォワード クラウド経費
などがあります。
それぞれ、
楽楽精算
→ 柔軟な申請・承認
TOKIUM経費精算
→ 領収書原本の回収・保管まで効率化
バクラク経費精算
→ AI-OCR・法人カード・申請承認
freee経費精算
→ freee会計との連携
マネーフォワード クラウド経費
→ 会計を含むバックオフィス連携
という特徴があります。
重要なのは、ランキングだけを見て決めることではありません。
まず、
- 何に時間がかかっているか
- どこで二重入力が発生しているか
- 紙の領収書をどうしたいか
- どの会計ソフトを使っているか
を整理します。
そのうえで、現在の業務で一番負担になっている部分を減らせるシステムを選ぶことが重要です。


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